アジア株は下落、中国感染拡大懸念 人口3100万人の重慶市でコロナ軽症者の出勤が可能に 香港株は大幅続落

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株は下落、中国感染拡大懸念 人口3100万人の重慶市でコロナ軽症者の出勤が可能に 香港株は大幅続落

東京時間11:01現在
香港ハンセン指数   19111.43(-241.38 -1.25%)
中国上海総合指数  3093.30(-13.82 -0.45%)
台湾加権指数     14393.64(-39.68 -0.27%)
韓国総合株価指数  2350.66(-1.51 -0.06%)
豪ASX200指数    7091.00(-42.87 -0.60%)

アジア株は軒並み下落、米株続落や中国感染拡大が懸念されている。

中国では首都北京市を中心に大都市で感染が急拡大しており、医療がひっ迫し始めているもよう。北京市の葬儀場には行列が出来ているとの報道も伝わっている。

中国重慶市は、コロナ軽症者は必要に応じて出勤が可能になると発表した。そのほか、学校や介護施設など一部を除き、不必要にPCR検査を受けたり、コロナ陰性証明を求めないように国民に呼びかけた。重慶市は中国最大都市で3100万人超の人口を抱えていることから、感染がさらに拡大する恐れがある。

香港株は大幅続落、今月8日以来の安値をつけている。不動産やハイテク、医療品など幅広い銘柄が下落。サンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなどカジノ関連も売られている。

上海株は3週間ぶり安値圏、下値では値ごろ感による買い戻しが入っている。また、景気支援策期待の買いも続いているもよう。先週末の中央経済工作会議で指導部は、積極的な財政政策を約束し、市場の信頼を高めることで一致したとの声明を発表した。

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