NY株式9日終値 ダウ平均 33517.65(-112.96 -0.34%) S&P500 3892.09(-2.99 -0.08%) ナスダック 10635.65(+66.36 +0.63%) CME日経平均先物 26120(大証終比:+190 +0.73%) ウォール街の大半が今年上半期の株式市場に弱気な見方をしている中、一部のストラテジストから楽観的な見方が出ている。同ストラテジストは昨年8月以来、株式に対するアンダーウェイトを維持して来たが、インフレの緩和兆候、回復の兆候を見せている成長、そして、中国の再開、欧州ガス危機がないことなどを理由に株式への見方を背景に中立に引き上げた。 「われわれはいま、つま先立ちをしている。より建設的になる要因のほぼすべてが実際に転換したことを考えると、上半期のリスク資産の弱さという順序はもはや意味をなさない」と述べている。 また、上半期の低迷に関する非常に強いコンセンサスが市場に広がっていることも要因として挙げている。その見方は投資家の弱気姿勢の強さに逆に裏打ちされており、経済成長も企業収益も当面は悲観的に見ている分、大きな下向きのサプライズも起きにくいという。また、インフレがコンセンサス予想よりも早く冷え込み、消費者心理の改善を伴う期待にも言及した。 同ストラテジストは、成長株よりもバリュー株を選好しているが、インフレがより決定的に冷え込めば、バリュー株は上半期後半により強く反転する可能性があるという。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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