反落、米原油在庫がさらに増加=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=76.41(-2.46 -3.12%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.44~2.46ドル安。その他の限月は2.44~0.45ドル安。

 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫がさらに増加したことが重しとなった。昨年末の大寒波後、定期改修入りする製油所があることから稼働率が停滞しており、原油消費量が落ち込んだままとなっている。石油輸出国機構(OPEC)プラスは共同閣僚監視委員会(JMMC)で現行の減産目標を維持する方針を確認したことから手がかりにはならず。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が0.25%の小幅な利上げを決定したことや、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げ停止を示唆したことは支援要因。

 時間外取引で3月限は79.73ドルまで強含む場面はあったが上値は伸びず、通常取引開始後は売りが強まった。一時76.05ドルまで下落。ただ、売り一巡後は安値からやや切り返した。


MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。