ウォルマート<WMT>が下落しており、ダウ平均を圧迫している。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高がウォルマート本体、サムズクラブとも予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。 ただ、株価は冴えない反応を示している。ガイダンスを嫌気している模様。1株利益は第1四半期、通期とも予想を下回り、在庫の高騰に見舞われた昨年を受けて、同社は慎重な見通しを示した。 レイニーCFOは「中核事業の運営には満足しているが、マクロ経済の見通しには慎重になっている。何が起こっているのか、FRBの引き締めが家計のバランスシートに与える影響はどうなのか、貯蓄率低下の影響はどうなのかなど、予測不可能なことが数多くある」と述べた。 (11-1月・第4四半期) ・米既存店売上高:8.8%(予想:5.2%) ウォルマート:8.3%(予想:4.8%) サムズクラブ:12.2%(予想:8.4%) ・1株利益:1.71ドル(予想:1.52ドル) ・売上高:1640.5億ドル(予想:1595.9億ドル) (2-4月・第1四半期) ・1株利益:1.25~1.30ドル(予想:1.38ドル) ・売上高:4.5~5.0%増 (通期見通し) ・売上高:2.5~3.0%増 ・ウォルマート米既存店売上高:2.0~2.5%(予想:3.1%) ・サムズクラブ米既存店売上高:5.0%(予想:4.4%) ・1株利益:5.90~6.05ドル(予想:6.53ドル) (NY時間09:37) ウォルマート<WMT> 144.59(-1.86 -1.27%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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