本日で2月相場も終了だが、月初の米雇用統計から始まって、米消費者物価指数(CPI)や小売売上高など、今月の米経済指標は強い内容が相次ぎ、改めて市場はFRBのタカ派姿勢を認識している。 市場からは、FRBのターミナルレート(最終到達点)を上方修正する動きも出ている一方で、3月と5月に0.25%ポイントずつ利上げして、政策金利の誘導目標レンジを5.00-5.25%まで引き上げた後、FRBはそこで利上げサイクルを一旦終了させるとの慎重な見方も出ている。ただ、先月までは年内にもとの期待が高まっていた利下げについては、来年3月開始に後ろ倒しするという。従来は今年12月の開始を見込んでいた。 FRBはその後、四半期ごとに0.25%ポイントずつ利下げを実施すると予想。米労働市場の減速の程度が小幅なことから、利下げのタイミングも後ろにずれ込むという。そのうえで、失業率悪化のスピードは緩やかな上昇が想定され、同時にFRBの緩和ペースも緩やかとなる公算が大きいとしている。予想対象期間を通じて金利が中立水準を大きく上回ることで、経済成長も潜在成長を下回って推移すると分析している。 NY株式28日(NY時間11:52) ダウ平均 32735.37(-153.72 -0.47%) ナスダック 11473.42(+6.44 +0.06%) CME日経平均先物 27455(大証終比:-15 -0.05%) アップル<AAPL> 147.75(-0.18 -0.12%) マイクロソフト<MSFT> 249.39(-0.77 -0.31%) アマゾン<AMZN> 93.31(-0.46 -0.49%) アルファベットC<GOOG> 90.37(+0.27 +0.30%) テスラ<TSLA> 205.93(-1.71 -0.82%) メタ・プラットフォームズ<META> 175.04(+5.50 +3.24%) AMD<AMD> 78.63(-0.15 -0.18%) エヌビディア<NVDA> 235.13(+0.12 +0.05%) USD/JPY 136.05 EUR/USD 1.0609 GBP/USD 1.2105 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。