アジア株 上海株は小幅続伸、中国V字回復期待 全人代では景気策講じない可能性、指導部が今の回復に「満足」 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 20512.05(-107.66 -0.52%) 中国上海総合指数 3318.26(+5.91 +0.18%) 台湾加権指数 15610.61(+12.12 +0.08%) 韓国総合株価指数 2436.34(+23.49 +0.97%) 豪ASX200指数 7256.30(+4.70 +0.06%) インドSENSEX30種 59060.03(-351.05 -0.59%) アジア株はまちまち。きのう発表された中国2月の製造業PMIが急回復したことはもちろん、何より中小企業を対象とした財新の製造業PMIも8カ月ぶりの高水準となったことで、中国経済のV字回復が期待されている。 中国指導部も中国経済の回復ペースに「驚いてる」と政府関係者がコメントした。中国指導部は、現在の回復に満足しているため、今のところ景気刺激策の必要性をあまり感じていないもようで、今週末に開催される全人代では追加の景気支援策を発表せず、経済の「維持」を目指す方針を示すもよう。 マーケットは追加支援策がないことにはやや失望している。ただ、今のところはV字回復期待の買いが続いており、上海株は小幅続伸。香港株も前日に4%超上昇したにもかかわらず、さほど下げず。あすは中国2月の財新コンポジットPMIとサービス業PMIが発表される。どちらも強い数字が出れば、上海・香港株は再び上昇する可能性がある。 上海市場ではコミュニケーションサービスや資本財、公益株が上昇している。 香港市場では前日に上昇したバイドゥやJDドットコムなどハイテク関連の一角が下落している。一方、中国石油化工や中国石油天然気、中国海洋石油などエネルギー関連は軒並み上昇。中国工商銀行や香港取引所など金融株の一角も買われている。
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