【これからの見通し】リスク動向の落ち着きを背景に、市場の視線はファンダメンタルズへ 今週は月末、年度末、四半期末などのフローの影響も受けつつ、次第にリスク動向が落ち着いてきている。株式市場に資金が戻ってきている状況だ。金融不安からクレディスイスや続いてドイツ銀行株の動向に目を凝らしていたマーケットも次第に冷静になってきているようだ。きょうの東京市場では株式に一部利益確定売りが散見されるが、おおむね堅調さを維持している。そのなかで、為替市場動向は前日までの円安の動きが一服してきている。 市場は次のテーマ探しとなりそうだ。きょうはドイツ消費者物価指数速報値、あすはユーロ圏消費者物価指数概算速報と米PCEデフレータなど注目のインフレ指標が発表される。市場の視線はインフレ動向に基づいた各国中銀の金融政策見通しに回帰することが想定されそうだ。 このあとの海外市場で発表される経済指標は、南アフリカ生産者物価指数(2月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(3月)、ユーロ圏景況感(3月)、ドイツ消費者物価指数(速報)(3月)、米実質GDP(確報値)(2022年 第4四半期)、米新規失業保険申請件数(03/19 - 03/25)、南アフリカ中銀政策金利などが予定されている。 今日の注目はドイツ消費者物価指数。全国版の数字は日本時間午後9時に発表される。市場予想は前年比+7.3%と前回の+8.7%から大幅に伸びが鈍化する見込み。この発表に先立って各州ごとの数字が発表される。現時点ではノルトライン・ウェストファーレン州の数字がでており、前年比+6.9%と前回の+8.5%から低下した。ややユーロ売りの反応がみられていたが、大きな動きにはつながっていない。この後の一連の州の数字とともにユーロ相場の反応をチェックしたいところだ。また、前回はコア前年比の予想外の伸びがユーロ買いを誘ったスペインの消費者物価指数も午後4時に発表される。 発言イベント関連では、ECB経済報告が公表されるほか、バーキン・リッチモンド連銀総裁、コリンズ・ボストン連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁など一連の米金融当局者の講演イベント参加が予定されている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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