【これからの見通し】週明けはドル相場が振幅、きょうは手掛かり難に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】週明けはドル相場が振幅、きょうは手掛かり難に

 週明けはドル相場が振幅した。ドル買いは原油相場の急騰が要因。サウジアラビアなどの予想外の大幅減産発表が原油先物の急騰につながった。インフレ警戒から米金利引き締めが連想されている。短期金融市場での5月FOMC観測は据え置き派から25bp利上げ派に主軸が移動している。

 一方、ドル売りはNY市場で発表された米ISM製造業景況指数の弱含んだことが背景。米債利回りの低下とともに、ドルが売り戻されている。

 現状では、原油相場は依然として高止まりしている。また、短期金融市場での5月米FOMC観測は引き続き25bp利上げが据え置きを上回っている。しかし、ドル相場は3月以降のドル安トレンドを崩してはいない。

 今後のチェックポイントは、原油高の持続性だ。予想外に長引くようだと、新たなインフレ材料として波及して行くリスクがあろう。現在のマーケットでは、ヘッドラインインフレのピークアウトとともにこれまでの利上げ蓄積効果から景気が緩やかに減速し、インフレ波及効果が次第に緩和、利下げ開始への道筋が描かれているようだ。このシナリオが、原油高によって影響を受けるのかどうかを見極めたいところだ。

 今日の海外市場は比較的材料難。経済指標はユーロ圏生産者物価指数(2月)、カナダ住宅建設許可(2月)、米製造業新規受注(2月)、米耐久財受注(確報値)(2月)などが発表される予定。発言イベント関連では、テンレイロ英中銀委員、センテノ・ポルトガル中銀総裁、ピル英中銀チーフエコノミスト、クックFRB理事、コリンズ・ボストン連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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