大阪6月限 日経225先物 28580 -70 (-0.24%) TOPIX先物 2039.5 -1.5 (-0.07%) 日経225先物(6月限)は、前日比70円安の2万8580円で取引を終了。寄り付きは2万8640円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8655円)にサヤ寄せする形で、やや利食い先行で始まった。現物の取引開始直後に付けた2万8680円を高値に軟化し、前場中盤にかけて2万8530円まで売られた。ただし、節目の2万8500円接近では押し目買いの意欲は強く、前場終盤にかけては2万8600円水準まで下げ幅を縮小。後場は概ね2万8540円~2万8600円処で保ち合った。 日経225先物は前日までの8営業日続伸で短期過熱が警戒されていたこともあって、想定内の一服といった見方であり、センチメントの特段の悪化はうかがえない。足もとで売買高は減少傾向にあり、日米主要企業の決算発表の本格化を睨み、積極的な売買は手控えられているようだ。2万8500円水準での底堅さが意識されるなかで、押し目狙いの短期的なロングと、持ち高調整の商いが交錯していると考えられる。 米エヌビディアの上昇を受けてアドバンテスト <6857> [東証P]が強い値動きだった。ザラ場中にはASMLホールディング が発表した1-3月期決算が半導体関連株への手掛かり材料となり、東京エレクトロン <8035> [東証P]が一時プラスに転じる場面も見られたが、結局は変わらずで終えていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の不安定な値動きが慎重姿勢につながる可能性もあるため、しばらくは日米主要企業の決算に影響されやすいだろう。 ボリンジャーバンドの+2σが2万8920円辺りまで切り上がり、+1σも2万8340円処まで上昇してきた。上のターゲットが2万9000円に接近する一方で、節目の2万8500円処を下回る場面では、いったん+1σ辺りまでの調整を想定しておく必要がありそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.01倍に低下した。25日移動平均線を支持線に一時14.06倍まで上昇したが、後場に入り若干ながら同線を下回る場面も見られた。金融セクターへの買い戻しが継続しているほか、円相場が1ドル=134円80銭台と円安に振れて推移する半面、値がさハイテク株の不安定な値動きによって、ややTOPIX優位の流れが意識されよう。 手口面では、日経225先物はABNアムロが690枚、野村が520枚、三菱UFJが320枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが740枚、ドイツが610枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが1270枚、ABNアムロが770枚、BNPパリバが540枚、バークレイズが410枚程度の売り越しに対して、モルガンSが1080枚、ドイツが820枚、シティが800枚、BofAが480枚、JPモルガンが350枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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