日本時間23時に3月の米新築住宅販売件数と4月調査分のコンファレンスボード消費者信頼感指数が発表された。どちらも予想外の結果となったが、双方強弱まちまちな内容で、市場の反応も限定的となっている。 米新築住宅販売件数は年率換算で68.3万件と前回の修正値から予想以上の増加となり、1年ぶりの高水準となった。住宅ローン金利の緩和が住宅市場の足元を固めていることを示唆している。中古住宅が品薄で価格も上昇する中、新築を選択する購入者も増えていることも示唆した格好。建設会社もインセンティブや値下げを行い、購入しやすい環境を整えている。 一方、4月調査の米消費者信頼感指数は101.3と予想外に前回から低下した。こちらは景気の先行きに対する悲観的な見方が反映された模様。7月以来の低水準となった。6カ月後の見通しを反映する期待指数も68.1に低下している。 まもなく労働市場の軟化が予想される中で、米消費者が景気の先行きに不安になっていることを示唆している。解雇が相次ぎ、企業の求人数も減少している。 為替市場は若干ドル買いの反応が見られたものの、大きくな動きには至っておらず、米株式市場でダウ平均は軟調な推移を続けている。 米新築住宅販売(3月)23:00 結果 68.3万件 予想 63.5万件 前回 62.3万件(64.0万件から修正) 中間価格 44.98万ドル(43.32万ドル) 平均価格 56.24万ドル(50.18万ドル) 在庫水準 7.6カ月分(8.2カ月分) ()は前回 コンファレンスボード消費者信頼感指数(4月)23:00 結果 101.3 予想 104.4 前回 104.0(104.2から修正) NY株式25日(NY時間10:23) ダウ平均 33798.78(-76.62 -0.23%) ナスダック 11929.67(-107.53 -0.89%) CME日経平均先物 28580(大証終比:-40 -0.14%) USD/JPY 133.93 EUR/USD 1.0983 GBP/USD 1.2393 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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