アマゾン<AMZN>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高、1株利益とも予想を下回った。同社の稼ぎ頭であるアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の売上高が予想を上回っている。クラウド・コンピューティング部門が驚くほど好調で、全体の利益も予想を上回り、同社が不確実な経済を乗り越えていることを示す結果となった。営業利益率も予想以上となっている。ただ、ガイダンスでは第2四半期の売上高見通しは予想を下回った。為替の影響を指摘している。 同社はeコマースとAWS部門の売上高の伸びの鈍化に対応するため、1年以上前から事業の合理化に取り組んできた。2万7000人の雇用を削減し、前日発表された最新のレイオフでは、そのほとんどがクラウド部門であるAWSの従業員に集中している。 ジャシーCEOは「広告事業の業績が機械学習への投資によって恩恵を受けた」と述べた。広告サービスは23%伸び、予想も上回った。 決算を受け時間外で株価は13%の大幅高となっている。 (1-3月・第1四半期) ・1株利益:0.31ドル(予想:0.21ドル) ・売上高:1273.6億ドル(予想:1247億ドル) AWS:213.5億ドル(予想:210.3億ドル) ・営業利益:47.7億ドル(予想:30.0億ドル) ・営業利益率:3.7%(予想:2.4%) (4-6月・第2四半期見通し) ・売上高:1270~1330億ドル(予想:1301億ドル) ・営業利益:20~55億ドル(予想:47.4億ドル) (NY時間16:19)時間外 アマゾン<AMZN> 119.55(+14.57 +13.88%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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