アジア株 上海株は続落も下値では金融緩和期待の買い 4月の中国統計は総じて「期待外れ」 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 19858.67(-119.58 -0.60%) 中国上海総合指数 3283.28(-7.70 -0.23%) 台湾加権指数 15928.68(+254.78 +1.63%) 韓国総合株価指数 2496.74(+16.50 +0.67%) 豪ASX200指数 7206.00(-28.69 -0.40%) インドSENSEX30種 61836.60(-95.87 -0.15%) アジア株はまちまち。 上海株は続落。コミュニケーションサービスや医療品、金融株が下落。保利置業集団や金地集団、北京首都開発、上海実業発展など不動産株も総じて下落している。景気回復ペース鈍化が懸念されているものの、緩和期待の買いが入っており下値は限定的。 4月の小売売上高、鉱工業生産が予想を下回る結果となったほか、若者の失業率が過去最悪の20.4%を記録。新築住宅販売は+0.32%と前回の+0.44%から上昇率が縮小。4月の中国統計が総じて期待外れの結果となった。ただ、景気回復ペースを加速させるため、当局が支援策を講じるのではいかとの期待感が出ている。また、人民銀行が「近く」金融緩和に踏み切るとの見方も広がっている。為替相場では人民元が対ドルで下落、オフショア人民元は昨年末以来の安値を更新、1ドル=7元をつけた。 香港株は反落、中国景気回復ペースの遅れが懸念されていることに加え、米追加利上げ懸念が重石となっている。碧桂園控股や龍湖集団、CG SERVICESなど不動産株が下落している。一方、バイドゥやアリババ、テンセントなどハイテク関連は上昇している。 台湾株は続伸、約1カ月ぶり高値をつけている。医療品や消費者サービス、公益事業など幅広い銘柄が買われている。
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