アジア株 香港株は1.3%高、米利上げ停止期待の買い タカ派ミネアポリス連銀総裁が6月据え置き支持の可能性 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 19702.91(+252.34 +1.30%) 中国上海総合指数 3287.09(+3.54 +0.11%) 台湾加権指数 16150.03(-24.89 -0.15%) 韓国総合株価指数 2557.68(+19.89 +0.78%) 豪ASX200指数 7267.20(-12.32 -0.17%) インドSENSEX30種 61887.04(+157.36 +0.25%) アジア株はまちまち。米債務上限問題を巡る協議は依然として合意に至っておらず、米デフォルト懸念が再燃している一方で、米利上げ停止期待が高まっている。 先週末、パウエルFRB議長が「さらなる利上げの必要があるかどうかは不明」とコメントしたほか、タカ派のミネアポリス連銀総裁が、6月会合で金利据え置きを支持する可能性を示した。ただ、据え置き=利上げ終了ではないとしている。 香港株は大幅反発、米利上げ停止期待の買いが続いている。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため、FRBが金利据え置きなら香港当局も基準金利を据え置く。医療品や消費者サービス、自動車、ハイテク関連が上昇している。 上海株は反発も上値は重い、景気回復ペース鈍化が懸念されている。中国人民銀行が事実上の政策金利となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート)を1年物、5年物ともに据え置いたことで、やや失望売りも見られる。4月の中国指標が総じて期待外れとなったことから、本日金利を引き下げると予想していたエコノミストもいた。 バークレイズは中国4月の経済統計で需要と供給の両方で急激な減速が見られたと指摘、中国の今年の成長率予想を従来の5.6%から5.3%に引き下げた。 米中関係悪化も懸念されている。中国規制当局がネットワークセキュリティ上の深刻なリスクがあるとして、米半導体マイクロンの製品を購入しないよう警告したとの報道が伝わっている。同報道を受け、韓国市場では同国のチップメーカーに有利との見方から、サムスン電子やSKハイニックスなどハイテク関連の一角が上昇している。 台湾株はやや軟調。序盤に約1年ぶり高値をつけたあと利益確定の売りに押されている。
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