大阪6月限 日経225先物 30830 +220 (+0.71%) TOPIX先物 2148.0 +0.5 (+0.02%) 日経225先物(6月限)は前日比220円高の3万830円で取引を終了。寄り付きは3万660円とシカゴ日経平均先物清算値(3万495円)を上回り、反発して始まった。米国の取引終了後に予想を上回る決算を発表したエヌビディアが、時間外取引で急伸した。これを受けた東京市場では、アドバンテスト <6857> [東証P]が16%を超える大幅高で上場来高値を更新するなど、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われ、日経平均株価を押し上げた。 日経225先物は現物の寄り付き直後に付けた3万620円を安値に上げ幅を広げ、ショートカバーを交えながら前場中盤にかけて3万880円まで買われた。買い一巡後は3万690円まで軟化する場面も見られたが、前場終盤にかけて再びリバウンド基調を強めると、ランチタイムに一時3万910円まで上昇した。後場中盤には3万730円まで上げ幅を縮めたが、終盤にかけて3万760円~3万840円辺りで底堅い値動きを継続。 日経225先物はエヌビディアの急伸を受けたセンチメント改善により、前日の陰線部分を吸収。押し目待ち狙いのロングに加え、直近の調整局面で積み上がったショートの巻き戻しが入ったようだ。前日のナイトセッションでボリンジャーバンドの+1σ近辺までの調整を見せたが、+1σを支持線としたリバウンドとなった。+1σは3万420円、+2σが3万1320円辺りまで切り上がってきており、バンドに沿ったトレンド形成が期待される。 本日はランチタイムで3万910円まで買われたが、概ねオプション権利行使価格の3万625円~3万875円のレンジでの推移だった。レンジ上限で底堅い値動きが続くようだと、ボリンジャーバンドの+2σ水準に接近するとともに、5月23日に付けた3万1360円に向けたバイアスが強まり、海外投資家による日本株選好の動きも一段と強まりやすいだろう。 NT倍率は先物中心限月で14.35倍に上昇した。アドバンテストなど値がさハイテク株が日経平均型をけん引した格好であり、昨年8月の14.58倍に向けたトレンド形成となる。なお、NT倍率はボリンジャーバンドの+2σ水準から切り上がりを見せており、+3σとのバンドに沿った動きを継続している。 手口面では、日経225先物はABNアムロが2280枚、BNPパリバが1050枚ほど売り越しており、裁定買い(現物買い・先物売り)に絡んだ商いと見られる。一方で、SBIが1660枚、HSBCが920枚、UBSが500枚、野村が450枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBNPパリバが2110枚、BofAが1500枚、野村が1060枚、ゴールドマンが670枚程度の売り越しに対して、ソジェンが2260枚、HSBCが1530枚、ドイツが1420枚、UBSが1220枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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