アジア株 香港株は2%安、休日前に売り強まる 中国経済成長加速には「強力」な支援策講じる必要 東京時間14:08現在 香港ハンセン指数 19195.68(-411.40 -2.10%) 中国上海総合指数 3227.15(-13.22 -0.41%) 台湾加権指数 17152.95(-31.96 -0.19%) 韓国総合株価指数 2589.04(-15.87 -0.61%) 豪ASX200指数 7335.50(-22.33 -0.30%) インドSENSEX30種 63528.20(+200.50 +0.32%) アジア株はインドを除いて下落、中国経済停滞懸念が重石。 中国政府がいつまで経っても景気支援策を打ち出さず、マーケットは失望している。きのうのローンプライムレートも引き下げ幅は「小幅」だった。中国紙はこぞって年内のさらなる利下げの可能性が高いとの記事を掲載したが、もはや材料視されず。ゴールドマンやシティなど金融機関が相次いで中国の今年の成長率予想を下方修正している。 ゼロコロナ政策撤廃で消費者心理が改善するかと思いきや、さほど回復せず。若者の失業率が過去最悪を記録しているほか、不動産市場の低迷、西側諸国との関係悪化など不安材料が多く、支援策を講じても経済成長の加速には不十分との見方が強い。消費者と投資家の信頼を回復するためには「強力」な支援策を講じる必要。 およそ5年ぶりとなる米国務長官と中国習近平国家主席の先日の会談も成果はなかった。それどころか、バイデン米大統領は習近平国家主席を「独裁者」と呼び、中国外務省は米国が台湾に関する中国政府との政治的約束を「歪曲」していると非難しており、米中関係は悪化している。 上海市場では比亜迪(BYD)など自動車関連の一部が上昇。中国当局は電気自動車(EV)購入の税制優遇を2027年末まで延長すると発表したことが材料視されている。 あすは端午節で香港市場は休場。中国市場はあすから23日まで休み、週明け26日に取引を再開する。
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