東京株式(前引け)=続伸、朝安後に切り返すも値下がり銘柄が7割超

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 17日前引けの日経平均株価は前営業日比93円52銭高の4万4995円79銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億8071万株、売買代金概算は2兆2491億円。値上がり銘柄数は347、対して値下がり銘柄数は1225、変わらずは47銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方はリスク回避の地合いでポジション調整の売りが優勢となり、日経平均は下値を試す展開に。しかし、その後は日経平均寄与度の高い銘柄が買われプラス圏に切り返して前場の取引を終えている。FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を控え、持ち高を軽くする動きが見られたものの下値を売り込む動きには発展していない。朝方ドル安・円高方向に振れた為替市場も取引時間中に円安方向に押し戻されたことで、ハイテク株の一角などにプラスに作用したもようだ。なお、値下がり銘柄数の多さが目立っており、全体の76%の銘柄が下落している。

 個別では売買代金トップとなった東京エレクトロン<8035>が大きく上値を伸ばしたほか、売買代金2位のディスコ<6146>も活況商いで前日の大幅高に続いて上値追い継続。ソニーグループ<6758>がしっかり、KOKUSAI ELECTRIC<6525>も物色人気。ティラド<7236>が急騰、カルビー<2229>の上げ足の強さも際立つ。半面、キオクシアホールディングス<285A.T>が軟調、フジクラ<5803>、レーザーテック<6920>も冴えない。IHI<7013>も売りに押された。プロレド・パートナーズ<7034>が値下がり率トップに売られ、TOKYO BASE<3415>も急落。KLab<3656>も大きく下値を探った。

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