アジア株 上海株は5カ月ぶり安値 連休中の旅行支出がコロナ禍前水準に戻らず、消費減速が鮮明に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は5カ月ぶり安値 連休中の旅行支出がコロナ禍前水準に戻らず、消費減速が鮮明に

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数   18829.79(-60.18 -0.32%)
中国上海総合指数  3168.38(-29.16 -0.92%)
台湾加権指数     17091.53(-110.87 -0.64%)
韓国総合株価指数  2580.48(+10.38 +0.40%)
豪ASX200指数    7073.60(-25.63 -0.36%)
インドSENSEX30種  62946.55(-32.82 -0.05%)

アジア株はまちまち。

連休明け上海株は0.92%安、約5カ月ぶり安値をつけている。今年の端午節連休(6月22日-24日)の旅行支出および売上高はコロナ禍前の水準に戻らず、国内の消費減速が鮮明となった。中国当局が未だに景気支援策を打ち出していないことで失望売りも続いている。

格付け会社S&Pは最近の中国経済指標が総じて期待外れだったとして、中国の今年の成長率見通しを従来の5.5%から5.2%に引き下げた。

今週は中国5月の工業企業利益と6月の製造業PMIおよび非製造業PMIが発表される。弱い数字となれば通常は景気支援策期待が高まるが、マーケットは政策巡る憶測報道に飽き飽きしており、今回は期待感が高まるかは微妙なところ。

上海市場では中国国際航空や春秋航空など航空関連が下落している。
香港市場でもホテルや観光、航空関連が下落している。ギャラクシーエンターテイメントやサンズチャイナなどカジノ関連も下落。
一方、映画関連は上昇。中国連休中の興行収入が祝日とし過去2番目に高い数字となったことが好感されている。

スマートフォン大手のシャオミは香港市場で一時5%超高、同社は250万株を1株当たり9.96-10ドルで総額約2498万ドルで買い戻したことを明らかにした。

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