アジア株 香港株は大幅反発、人民元安一服で買い戻し 新世界発展は大幅高、周大福企業が買収申し出

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 香港株は大幅反発、人民元安一服で買い戻し 新世界発展は大幅高、周大福企業が買収申し出

東京時間11:08現在
香港ハンセン指数   19076.87(+282.74 +1.50%)
中国上海総合指数  3163.42(+12.80 +0.41%)
台湾加権指数     16995.97(-63.27 -0.37%)
韓国総合株価指数  2578.83(-3.37 -0.13%)
豪ASX200指数    7122.30(+43.65 +0.62%)

アジア株はまちまち。

香港株は6営業日ぶりに反発、人民元安一服で買い戻しが優勢。中国人民銀行は27日、人民元中心レートを予想よりも元高水準に設定した。2営業日連続での元高設定。これを受け為替相場で人民元が対ドルで上昇している。

ハイテクや通信サービス、銀行、保険、エネルギー関連を中心に幅広い銘柄が上昇している。CG SERVICESや九龍倉置業地産投資、恒基兆業地産、碧桂園控股など不動産株は大幅高。

不動産開発会社の新世界発展は5.1%高と上昇率トップ。香港の富豪Henry Cheng氏率いる投資持ち株会社の周大福企業が新世界発展の買収を申し出た。周大福企業は残りの新世界発展株を1株当たり9.15香港ドルで購入することを申し出ている。

中国端午節連休中の旅行支出・売上高がコロナ禍前の水準を下回ったことが引き続き嫌気されており、サンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなどカジノ関連は下落している。

上海株は5営業日ぶりに反発、人民元安一服が好感されている。きょう開催される夏季ダボス会議への期待感も広がっている。中国李強首相は同会議に出席し演説をする予定で、同国の景気回復ペース鈍化の中、景気支援策に関する発言が出るか注目されている。ただ今回のテーマは「起業家精神:世界経済の原動力」となっており、消費回復や不動産市場に対する言及するかは微妙なところ。

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