きょうもドル円は戻り売りが加速し、一時140円台前半まで一気に下落する場面が見られた。ただ、NY時間に入って買戻しも入り、141円手前まで下げ渋ったが、いまのところ141円台は回復できていない。NY時間に入っての買戻しは、米株式市場が底堅く推移し、米国債利回りも下げ幅を縮小していることから、リスク回避の円高が一服していることが要因となっている模様。 しかし、140円割れを試しそうな気配は十分に高まっている状況に変化はない。先週の米雇用統計を受けた反応をきっかけに、ドル円は上値へのモメンタムを一旦失ったようだ。円キャリー取引の巻き戻しが活発に入っており、テクニカル勢の売りもそれに加わる中、ドル円は売りが加速している。 明日は米消費者物価指数(CPI)の発表が予定され、最注目となる。総合指数は前回から大きく鈍化し、前年比で3.1%が見込まれている。しかし、注目のコア指数は5.0%と前回から鈍化こそ見込まれているものの、高水準での推移が予想されている。FOMC委員は前回のFOMCでの金利見通し(ドット・プロット)で、年末までにあと2回の利上げを予想した。しかし、市場は今月のFOMCでの利上げは確実視しているものの、その次の9月以降についてはなお懐疑的に見ており、現在は30%程度の確率で見ている状況。 今週のFOMC委員からの発言は引き続きタカ派な内容が強調されているが、明日のCPIが何らかの答えを示してくれるか注目される。 *米消費者物価指数(6月)12日21:30 予想 0.3% 前回 0.1%(前月比) 予想 3.1% 前回 4.0%(前年比) 予想 0.3% 前回 0.4%(コア・前月比) 予想 5.0% 前回 5.3%(コア・前年比) USD/JPY 140.66 EUR/JPY 154.60 GBP/JPY 181.39 AUD/JPY 93.62 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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