ドル円は本日安値圏での推移 来年以降は成長格差が為替の原動力になるとの指摘も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってドル円は138.35円付近での推移となっており、本日安値圏での推移が続いている。この日発表の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、ドル売りが加速したが、米CPIはインフレの鈍化傾向を鮮明にした。総合指数が前年比3.0%まで鈍化したほか、コア指数も4.8%と予想の5.0%を下回った。また、パウエルFRB議長が注目している住居費を除くサービス業の指数であるスーパーコアも計算値で前月比変わらず、前年比で4.0%まで低下。2021年以来の低い伸びとなっている。

 FRBはあと2回の追加利上げの可能性を強調しているが、今月のFOMCについては0.25%ポイント利上げの見方に変化はないものの、市場は今月の利上げが最後になるとの期待を強めているようだ。

 138円台前半には1月からの上昇波のフィボナッチ38.2%戻しの水準が来ており、その水準を完全ブレイクした場合、50%戻しの水準まで到達する可能性も高まる。50%戻しは136円台に来ている。

 FRBやECBを始め、各国中銀の利上げサイクルの終了が接近しているとの見方が根強い中、来年以降は成長格差が為替の原動力になるとの見方が出ている。ただ、この見方に対する注意点は、例えば企業決算が驚くべき弱さを示し、株式が急落するなど、リスク回避のドル買いが強まるシナリオがあるという。

 ただ、今年については近年同様に、金融政策格差によって動かされる可能性が高いという。半面、それらは成長格差によっても左右されるとも指摘している。

USD/JPY 138.32 EUR/USD 1.1136 GBP/USD 1.2992

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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