バイオ医薬品のイミュノジェン<IMGN>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかった。 好決算ではあるものの株価は大幅安。通期については、「エラヒア」を除いた売上高を4500万-5000万ドルと引き続き見込んでいる一方、欧州でのエラヒアの立ち上げ準備を含め営業費用は拡大を見込んだ。 既存の現金および現金同等物と、今後見込まれる製品および共同研究の収入により、2年以上の営業資金を確保できる見込みだとも述べている。 同社株は20ドルが強い上値抵抗となっているが、その水準を前にした今回の好決算を受けて利益確定売りも出ているのかもしれない。 なお、同社はヴァスコンセレス氏を最高医学責任者に任命し、職務専念のため退任するバーケンブリット氏の後任となる。 (4-6月・第2四半期) ・1株損益(調整後):-0.02ドル(予想:-0.14ドル) ・売上高:8320万ドル(予想:5230万ドル) 非現金ロイヤルティ:5740万ドル(予想;4530万ドル) 研究開発:0ドル(予想:453万ドル) (通期見通し) ・営業費用:3.50~3.65億ドル(従来:3.20~3.35億ドル) 【企業概要】 抗体-薬物複合体(ADC)・細胞死滅性化合物を特異的に癌細胞に到達させる技術を使用して、標的癌治療薬を開発するバイオ医薬品会社。主に卵巣癌・急性骨髄性白血病・芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)の標的治療薬の開発に取り組む。 (NY時間10:18) イミュノジェン<IMGN> 17.04(-2.48 -12.69%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。