フォード<F>、GM<GM>といった自動車株が下落。自動車メーカーの労使交渉が始まっているが、全米自動車労組(UAW)は46%の賃上げを始め、伝統的な年金の復活、生活費の増加、週40時間から32時間への労働時間の短縮、退職者給付の増加などを経営側に要求している。 一部の推計によると、要求が実現した場合、メーカー側のコストは800億ドル余り押し上げることになり、各社の利益は帳消しになるとの分析も出ている。フォードとGMの賃金と手当を含む1時間当たりの人件費は150ドル強に達するとも試算されている。現在の労働者の時給は64ドルだという。 自動車メーカーは電気自動車(EV)への多額の投資の一方、テスラ<TSLA>の断続的な値下げに対抗して、他のメーカーも値下げを断行せざるを得ない状況に追い込まれている。内燃機関は予想以上に好調で全体の決算は良好なものの、EVが足を引っ張ている状況が続いている。これに今回の労働コストの大幅増が加われば、経営はかなり圧迫されるとも危惧されているようだ。 S&P500の自動車株指数は年初来で79%上昇しているものの、その大半がテスラの上昇によるもの。フォードは6.9%、GMは4.4%の上げに留まっており、S&P500の17%を完全にアンダーパフォームしている状況となっている。 (NY時間11:35) フォード<F> 12.41(-0.33 -2.55%) GM<GM> 35.06(-1.20 -3.31%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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