16日前引けの日経平均株価は前営業日比332円64銭安の3万1906円25銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億6590万株、売買代金概算は1兆6371億円。値上がり銘柄数は441、対して値下がり銘柄数は1331、変わらずは62銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が全面安だったことを受け投資家心理が悪化、朝方からリスク回避目的の売りがかさみ、日経平均はフシ目の3万2000円台を割り込んだ。中国の景気減速への警戒感が拭えず、きょうも中国・上海株や香港株が下げ止まらない展開となっていることもあって、買い手控えムードが強い。米国では大手を含めた広範囲にわたる銀行格下げの可能性が報じられ、これがネガティブ視されている。東京市場でも金融セクターへの売りが目立ち、全体の地合いを悪くしている。個別株はプライム市場の7割以上の銘柄が値を下げている。 個別ではレーザーテック<6920>、ソフトバンクグループ<9984>などが値を下げ、三菱商事<8058>も売られた。トヨタ自動車<7203>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクの下げも目立つ。ゼンショーホールディングス<7550>は大幅安。ダイコク電機<6430>、円谷フィールズホールディングス<2767>が急落、力の源ホールディングス<3561>も大きく利食われた。半面、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>が高く、メドレー<4480>、ギフティ<4449>が大幅高。河西工業<7256>が物色人気、アトラエ<6194>も値を飛ばした。 出所:MINKABU PRESS
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