NY株式16日(NY時間16:22) ダウ平均 34765.74(-180.65 -0.52%) S&P500 4404.33(-33.53 -0.76%) ナスダック 13474.63(-156.42 -1.15%) CME日経平均先物 31705(大証終比:-25 -0.08%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。午後なってFOMC議事録が公開されたが、「インフレリスクは一段の引き締めを必要とする可能性」と言及し、追加利上げの可能性を示唆していた。また、大半のFOMC委員はインフレに重大な上昇リスクがあると見ていることも明らかとなった。米株式市場は徐々に売りの反応を見せていた。 IT・ハイテク株は本日も売り優勢となり、ナスダックも続落。米国債利回りの上げが圧迫した模様。前日は中国経済への懸念の広がりや、銀行の格下げへの懸念が重しとなり、売りが広がっていた。8月に入ってからの米株式市場は、年初からの楽観的な雰囲気が後退しているが、今後、本格的な調整に入って行くのか注目の局面に差し掛かっている。 決算ではディスカウントストアのターゲット<TGT>が取引開始前に発表。全体的には冴えない内容ではあったが、利益率と在庫が改善しており、また値ごろ感も出ていたことから買いが膨らんだ。また、アパレルのディスカウント販売を手掛けるTJX<TJX>も取引開始前に発表。通期のガイダンスを上方修正したことで、株価はポジティブな反応を見せている。 明日はウォルマート<WMT>の発表が予定されているが、いまのところ小売株については前向きの反応を見せている。 光学部品のコヒレント<COHR>が決算を受け大幅安。ガイダンスを嫌気し、第1四半期の1株利益および売上高の見通しが予想を下回ったほか、通期の売上高見通しも予想を下回っていた。 ゴルフ用品のサックス・パレンテ・ゴルフ<SPGC>が急反落。前日にナスダックに上場し、IPO価格の7倍超まで急伸して始まったものの、本日はその上げをほぼ失っている。本日は何度も取引が中断していた。 太陽光発電のソーラーエッジ・テクノロジー<SEDG>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の320ドルから181ドルに引き下げた。 ターゲット<TGT> 128.75(+3.70 +2.96%) コヒレント<COHR> 32.97(-14.04 -29.87%) TJX<TJX> 89.31(+3.54 +4.13%) サックス・パレンテ・ゴルフ<SPGC> 4.47(-24.50 -84.57%) ソーラーエッジ<SEDG> 162.32(-7.68 -4.52%) アップル<AAPL> 176.57(-0.88 -0.50%) マイクロソフト<MSFT> 320.40(-0.78 -0.24%) アマゾン<AMZN> 135.07(-2.60 -1.89%) アルファベットC<GOOG> 129.11(-1.16 -0.89%) テスラ<TSLA> 225.60(-7.36 -3.16%) メタ・プラットフォームズ<META> 294.29(-7.66 -2.54%) AMD<AMD> 107.19(-4.16 -3.74%) エヌビディア<NVDA> 434.86(-4.54 -1.03%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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