アジア株は全面安、中国版リーマンショックを警戒 碧桂園は社債償還に「重大な不確実性」と警告 東京時間11:02現在 香港ハンセン指数 17998.17(-331.13 -1.81%) 中国上海総合指数 3133.53(-16.60 -0.53%) 台湾加権指数 16311.11(-135.67 -0.82%) 韓国総合株価指数 2502.31(-23.33 -0.92%) 豪ASX200指数 7126.50(-68.67 -0.95%) アジア株は全面安、米引き締め長期化懸念や中国景気減速への警戒感が高まっている。 不動産危機に7月の期待外れな中国指標に続き、信託大手の中融国際信託が複数の商品で支払いが滞っていることが発覚したことで、「影の銀行」問題への懸念も高まっており、海外勢の中国離れが一段と加速している。 経営不振に陥っている不動産会社の碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)は一部の人民元建て債の取引は引き続き停止、社債の償還に「重大な不確実性」があると警告した。同社は、デフォルトに陥った恒大集団のおよそ4倍のプロジェクトを抱えていることから、資金繰り悪化の影響はより深刻になるかもしれないとコメントした。 格付け会社S&Pは碧桂園控股の苦境は中国の脆弱な不動産市場に連鎖を引き起こす可能性があると指摘。マーケットの一部は碧桂園控股のデフォルト危機がほかの不動産など金融業界に拡大し、中国版リーマンショックを招く恐れがあると見ている。 香港株は昨年11月以来の安値、1万8000ポイント台を割り込んでいる。全銘柄が下落。碧桂園控股は2.5%安の0.81香港ドル。
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