百貨店のメーシーズ<M>が下落。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高の減収が予想ほど膨らまなかったほか、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期見通しは維持し、マクロ環境の不確実性に引き続き言及している。在庫処理のために値下げを実施したことが売上高に響いた。 買い物客は必需品や旅行、娯楽にはまだ消費しているが、アパレルやアクセサリーへの支出はパンデミック時の過去最高から減少している。同社のジェネットCEOは声明で「季節商品を一掃するために、プロモーションを外科的に実施した」と述べた。 株価は時間外で一時買いが強まる場面が見られたものの、直ぐに戻り売りに押され下げに転じている。 (5-7月・第2四半期) ・既存店売上高(所有・ライセンスベース):-7.3%(予想:-9.4%) ・1株利益(調整後):0.26ドル(予想:0.14ドル) ・売上高:51.3億ドル(予想:51.0億ドル) ・粗利益率(調整後):38.1%(予想:38.0%) ・在庫:41.3億ドル (8-10月・第3四半期見通し) ・1株利益(調整後):-0.03~+0.02ドル(予想:0.27ドル) ・売上高:47.5~48.5億ドル(予想:49.0億ドル) (通期見通し) ・既存店売上高:-6.0~-7.5%を維持(予想:-2.4%) ・1株利益(調整後):2.70~3.20ドルを維持(予想:2.87ドル) ・売上高:228~232億ドルを維持(予想:232億ドル) (NY時間09:34) メーシーズ<M> 13.65(-1.09 -7.37%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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