アジア株 豪州株は半年ぶり安値、週ベースで1年3カ月ぶり下げ幅 中国停滞や米金利高止まりを懸念 東京時間10:58現在 香港ハンセン指数 17676.93(+21.52 +0.12%) 中国上海総合指数 3085.28(+0.58 +0.02%) 台湾加権指数 16297.39(-19.28 -0.12%) 韓国総合株価指数 2506.08(-8.89 -0.35%) 豪ASX200指数 6992.80(-72.43 -1.03%) アジア株は軒並み下落、米金融引き締め長期化への懸念が一段と高まっている。 先日の米FOMCで年内あと1回の利上げの可能性が示唆されたほか、きのうの米労働市場に関する統計を受け、米金利が長期にわたって高止まりする可能性がある。 また、中国の景気支援策効果への楽観的見方も後退。格付け会社ムーディーズは中国不動産会社の中国海外宏洋集団、越秀地産、中国海外発展、華潤置地の4社の格付け見通しを「ステーブル」から「ネガティブ」に引き下げた。安定した営業業績と信用力を維持できるかどうかの不確実性を反映と説明。また、不動産会社の万科企業についても格下げ方向で検討していると明かした。 住宅購入規制緩和後、北京と深セン、広州で住宅販売が前週比で急増しているとの報告が伝わっているが、効果は一時的との見方が強く、株式市場への影響は特に見られない。 豪州株は大幅続落、半年ぶり安値をつけている。週ベースで2022年6月以来の大きな下げを記録。原油高による世界的なインフレ再加速や中国経済停滞などが懸念されている。米FRBのタカ派姿勢を受け豪中銀理事会への不安も高まりつつある。不動産やハイテク、素材、エネルギー、消費財、医療品、金融など幅広い銘柄が下落している。 香港株は前営業日終値を挟んで推移。およそ1カ月ぶり安値圏にあることから下値では値ごろ感からの買い戻しも見られる。不動産や医療品が下落している一方、エネルギーや通信サービス、保険の一角は上昇している。
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