アジア株 上海株続伸、米中首脳会談確定との報道 豪州株は下げに転じる、豪中銀タカ派据え置き

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株続伸、米中首脳会談確定との報道 豪州株は下げに転じる、豪中銀タカ派据え置き

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数   26598.45(-24.43 -0.09%)
中国上海総合指数  3878.13(+15.59 +0.40%)
台湾加権指数     25892.31(+311.99 +1.22%)
韓国総合株価指数  3428.89(-2.32 -0.07%)
豪ASX200指数    8849.20(-13.60 -0.15%)
インドSENSEX30種  80356.13(-8.81 -0.01%)

アジア株はまちまち。米政府機関閉鎖懸念が高まっているほか、あすからの中国大型連休を前に積極的な売買は手控えられている。

バンス米副大統領が民主党のせいで政府機関は閉鎖に向かうだろうと発言したことで、閉鎖の可能性が一段と高まっている。民主党シューマー上院院内総務は、要求の一部を受け入れるのであれば閉鎖回避できるが、我々の間には大きな隔たりがあるとコメント。

10月1日に閉鎖となれば雇用統計の発表が延期されるほか、消費者物価指数や小売売上高、住宅など重要統計に影響が出る。市場は米金融政策の動向を占う上で必要なデータの発表が妨げられることを懸念している。分散型予測市場ポリマーケット(Polymarket)の政府機関閉鎖の確率は78%に達している。

上海株は続伸。製造業PMIや米中会談、消費拡大期待が広がっている。

きょう発表された中国9月の製造業PMIは49.8と3月以来の高水準となった、中小企業を対象としたRatingDog製造業PMIは51.2と予想外に上昇、3月以来の高水準となった。

中国習近平国家主席が10月末に開催されるAPEC首脳会議に出席するため韓国を訪問する見通しだと朝鮮日報が報じている。中国政府関係者は習氏の2泊3日の韓国・慶州滞在が確定した。トランプ米大統領と二国間会談を行うほか、APEC首脳晩餐会にも出席すると明かした。

豪中銀のタカ派据え置きを受け豪州株はマイナス圏に転落。
豪中銀は政策金利を据え置き、引き続き慎重姿勢を維持するとの声明を発表したことで次回11月会合での利下げ期待が大きく低下している。第3四半期のインフレ率は8月時の予想よりも高くなる可能性があるとしたほか、世界経済の不確実性は依然として高い水準にあると指摘した。

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