急反落、主要国の利回り上昇による景気悪化を警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=84.22(-5.01 -5.61%)

 ニューヨーク原油の期近は急反落。主要国の国債利回りが上昇するなかで金融市場全体がやや不安定化しており、原油市場では利益確定の売りが強まった。4日の取引で主要国の国債には買い戻しが入ったものの、米利回りは上昇基調を維持しており、さらなる利回り上昇による景気悪化が警戒されている。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫は減少したが、あまり材料視されず。石油輸出国機構(OPEC)プラスの共同閣僚監視委員会(JMMC)は生産枠の変更を勧告せず、想定内の結果だったことからほぼ無風で通過している。

 時間外取引で11月限はしっかりと推移する場面はあったが、次第に売りが強まり、通常取引開始後は一段安。84.16ドルまで下げ、中心限月として9月1日以来の安値となった。

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