当限は横ばい、外交努力の成果を見定めへ=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=86.66(前日比変わらず)

 ニューヨーク原油の当限は横ばい。バイデン米大統領の18日のイスラエル訪問を控えて、市場参加者は外交的な努力がイスラエルと武装組織「ハマス」の停戦につながるのかどうか見定めようとしており、期近限月の方向感は限定的だった。ただ、値動きからするとバイデン米大統領の訪問で事態が好転に向かうとは見られていない。

 9月の米小売売上高が堅調で、米金融引き締めの長期化や、米追加利上げを連想させたことは原油相場の重し。金利負担の拡大により、需要下振れリスクが高まる。米小売売上高を手がかりに米長期債利回りは5%の節目に再び接近している。
 
 時間外取引で11月限は高安まちまち。通常取引開始後、87.47ドルまで強含んだ後、85.60ドルまで軟化する場面はあったが、売り買いともに持続力はなく、横ばいで引けた。
 

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