アジア株 上海株は0.5%高、政府系ファンドが株価下支え強化 青島ビールは今日も下落、信頼回復には時間要するか

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は0.5%高、政府系ファンドが株価下支え強化 青島ビールは今日も下落、信頼回復には時間要するか

東京時間14:04現在
香港ハンセン指数   17090.94(-81.19 -0.47%)
中国上海総合指数  2953.29(+14.75 +0.50%)
台湾加権指数     16250.92(-0.44 0.00%)
韓国総合株価指数  2370.11(+13.09 +0.56%)
豪ASX200指数    6857.10(+13.03 +0.19%)
インドSENSEX30種  64571.88(休場)

アジア株はまちまち。

上海株は0.50%高、政府系ファンドのETF購入が材料視されているもよう。中国政府系ファンド(SWF)の中央匯金投資がETFを購入したことを明らかにした。銀行株以外でも購入を拡大し株価下支えを強化、ETFの保有を増やし続けることを約束した。中国紙によると、中央匯金投資は100億元(14億ドル)を購入したもよう。ただ、株価上昇は一時的か。景気が回復しなければ投資家心理は改善せず、株を購入する動きは広がらない。

米JPモルガンは景気低迷を理由に複数の中国不動産会社の格付け見通しを引き下げており、中国と香港市場では不動産株が下落している。
JPモルガンは、不動産会社は住宅価格が今後6カ月間で5%から10%下落すると予想している。オフィスに関しては供給過剰のため最も弱気になっていると指摘。恒隆地産、恒基兆業地産、領展房地産投資信託基金、新鴻基地産発展を「中立」に引き下げた。香港ランドホールディングスは「アンダーウェイト」に引き下げた。

中国第2位のビールメーカーの青島ビールは上海市場で2.9%安、香港市場でも2.1%下落している。
食品安全問題疑惑に関する報道が引き続き懸念されている。工場で従業員とみられる人物がビール原料に放尿している動画がネット上で拡散された。その作業員は既に拘束され、事件に関係する麦芽は全て回収したと発表したが、消費者の信頼を回復するには時間がかかりそうだ。

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