東京株式(大引け)=342円高と続伸、配当権利取りなどで底堅く推移

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 26日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。実質の年内最終売買日で配当や優待権利取りなどの動きもあり、一時530円を超える上昇となったが、商いは薄く後場はやや伸び悩む展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比342円60銭高の5万0750円39銭。プライム市場の売買高概算は16億2605万株。売買代金概算は3兆7289億円となった。値上がり銘柄数は861と全体の約53%、値下がり銘柄数は672、変わらずは71銘柄だった。

 前日の欧米主要市場はクリスマスで休場だったが、東京市場は買い優勢でスタート。きょうは12月期決算企業の権利付き最終売買日でもあり配当や優待狙いなどの買いが流入した。アドバンテスト<6857>やソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、ファーストリテイリング<9983>といった指数寄与度の高い値がさ株が上昇し、相場を押し上げた。AI・半導体関連銘柄などが高く、日経平均株価の上昇幅は一時530円を超え5万0900円台まで値を上げる場面があった。ただ、市場参加者は少なく薄商いのなか、上値を買う動きは限られ午後1時過ぎ以降はやや伸び悩む展開となった。

 個別銘柄では、キオクシアホールディングス<285A.T>やレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>が高く、任天堂<7974>やIHI<7013>が堅調。JX金属<5016>や住友金属鉱山<5713>が買われ、東洋エンジニアリング<6330>やGMOインターネット<4784>、イビデン<4062>が値を上げた。12月期決算企業のすかいらーくホールディングス<3197>やキリンホールディングス<2503>、サッポロホールディングス<2501>などがしっかり。

 半面、フジクラ<5803>や三菱重工業<7011>、東京電力ホールディングス<9501>が安く、サンリオ<8136>やみずほフィナンシャルグループ<8411>、ファナック<6954>、三井金属<5706>が下落。楽天グループ<4755>やキーエンス<6861>、イオン<8267>も値を下げた。

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