●週間見通し原油、地政学情勢によっては急伸も＝マーケットエッジ

　　前週は８０ドル台で売買が交錯したが、最終的には８７ドル台まで値上がりした。
米長期金利の急伸一服を受けて、リスク投資の地合が改善したことはポジティブ。米原
油在庫の急増報告で戻りを売られる場面も見られたが、週末にかけては中東情勢の緊迫
化で押し目買いが入り、１０月４日以来の高値を更新している。原油供給に混乱は生じ
ていないが、主要産油国も紛争に巻き込まれるリスクが警戒された。
　今週も慎重に上値切り上げを打診する展開が続こう。北半球は製油所のメンテナンス
シーズンを迎えているが、国際原油需給のひっ迫見通しに変化はみられない。サウジア
ラビアとロシアは少なくとも年末まで供給調整を継続することになる。北米などの需要
が鈍化するも、中国の需要環境は良好。８０ドル台前半は下げ過ぎ感が強い。一方、中
東情勢は現時点では断続的な急伸を促す環境にはないが、仮にイランが紛争当事国にな
るリスクが高まると、急伸する可能性も抱えている。
　予想レンジは８３．００〜９３．００ドル。
（マーケットエッジ・小菅　努）

• 海外粗糖市況＝ＮＹ粗糖３月限は０．５２セント高の１４．９６セント
  商品

  11/15(土) 08:43
• ［表］ロンドン石油先物＝出来高・取組高（１３日付）
  商品

  11/15(土) 08:15
• ［表］ロンドン石油先物＝出来高・取組高／最高・最低（１３日付）
  商品

  11/15(土) 08:15
• ［表］海外砂糖先物＝出来高・取組高（１３日付）
  商品

  11/15(土) 08:15
• ［表］海外砂糖先物＝出来高・取組高／最高・最低（１３日付）
  商品

  11/15(土) 08:15