LME市況=アルミは小幅続落、銅・ニッケルは米株高から小反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現 物        3カ月物
    アルミ        2,153.25  -   18.70     2,180.50  -   19.00
    アルミ合金      1,544.50  +    0.50     1,580.00       0.00
     銅         7,915.50  +   39.69     7,976.50  +   27.50
    ニッケル      18,329.50  +   45.25    18,602.00  +   53.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は小幅続落。2193ドルで売りが先行して取引を開始。売り修正か
ら買い戻されて2205ドルの高値まで浮上し、プラスサイドに転じる動きが見られた
が、アジア株安を受けて軟化。米株高に対する反応も薄く、下値指向を強めて一時は
2179ドルと9月8日以来、初めて2180ドルを割り込んだ。安値では売り警戒か
ら買い戻されたがも戻りは鈍く、この日の安値に近い水準で取引を終えた。
 10月13日の指定倉庫在庫は2025トン減の48万6600トン。
 銅3カ月物は小反発。中東リスクに対する懸念が後退したうえ、これを受けて米株高
となったことに支えられた。7972.50で確りで寄り付いた。しばらく8000ド
ルを上値抵抗線としていたが押し目買いで8000ドル回復し、8022ドルまで値を
伸ばした。戻り待ちの売りに崩されて7943ドルまで軟化した後に8000ドル台を
回復したが、再び転売が入って軟化。プラスサイドを維持して堅調で終えた。ただし
8000ドルの上値抵抗の強さを窺わせる足取りとなった。
 10月13日の指定倉庫在庫は100トン増の18万1000トン。

 ニッケル3カ月物は小反発。1万8740ドルで買い優勢で取引を開始。アジアの時
間帯序盤には1万8880ドルまで浮上したが、アジア株の頭重い足取りが手掛かりと
なって値を落とし1万8555ドル下落。安値では中東情勢リスクに対する警戒感が一
服するなか買い戻されて浮上。その後は米株高に下値を支えられプラス圏を維持して引
けた。
 10月12日の指定倉庫在庫は変わらずの4万2870トン。
今日の材料
・16日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は続落、14.29ポイント安の3073.81ポイント。
・欧州株は軒並み上昇。ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が追加利上げに否定的
 な見解を示したことで投資家心理が改善。英FTは資源株が買われた。独DAXは一般
 消費財株が高い。
・ドルは下落。ドル円は1ドル=149円台半ばでもみあい。ユーロドルは概ね13日の
 レンジ取引ながら1ユーロ=1,0550ドル台で堅調推移
・米国株は上昇。ニューヨークダウは314.25ドル高。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。