【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク続伸を受 け、ドル建て現物相場が890ドル台に上昇を背景に前半から買い優勢。午前10時過 ぎから現物相場が900ドル台に向け、一段高となると上げ幅を拡大し、期先が60円 超の上昇となった。1ドル=149円台後半の円安も買い方に有利に働いている。 中国の第3四半期の実質GDPは4.9%上昇となり、事前予想の4.5%上昇を上 回り、特に弱材料視されず。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時40分現在の前営業日比は、プラチナが51〜65円高、プラチナミニが 34.0〜59.0円高、プラチナスポットが73円高、パラジウムが出来ず。 午前11時40分現在の出来高は、プラチナが7384枚、プラチナミニが967 枚、プラチナスポットが1825枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは金に対し出遅れ感から新規買いも増加もよう】 プラチナは金が3ケタ高まで上げ幅拡大に追随。先限は4327円まで上昇。長大陰 線を引く下落となった今月3日の高値4337円が射程圏内に入る上昇。買い戻しに加 え、金に対しての出遅れ感から新規買いも増加もよう。ドル建て現物相場が900ドル 超えから一段高となっていることで買い安心感もある。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上昇。午前9時過ぎに894ドル台に押し目を形し た後、890ドル台後半に反転。その後、900ドル超えとなり、905.96ドル まで値を飛ばした。 午前11時30分時点で905ドル、パラジウムが1138.38ドルで推移。前営 業日の大引け時点はプラチナが890.70ドル、パラジウムが1147.50ドル。 MINKABU PRESS
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