プラチナ市況=プラチナが反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/10          2024/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,525   +155     9,526  +167  : 1,978.60   +32.60
銀          107.3    0.0     111.5  -0.9  : 2,294.00    +8.00
プラチナ     4,282    +18     4,261   +36  :   889.30    +8.00
パラジウム   5,400   -200     5,400  -200  : 1,111.87    -1.63
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.87   +0.13  ユーロ・ドル相場   1.0570  +0.0040
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まったのち、ドル安一服を受けて上げ一服となったが、金堅調を受けて
押し目を買われた。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。
パラジウムの商いは成立せず、帳入値で下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが18〜44円高、プラチナスポットが20
円高、パラジウムが200円安。
 推定出来高は、プラチナが6918枚、プラチナミニが693枚、プラチナスポット
が2560枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはリスク回避なら上値を抑えられる】
 プラチナ先限は夜間取引で4293円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=149円台後半で推移した。
 プラチナはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が支援要因になった。米
FRB議長は、FRBは一段の利上げの必要性を巡る検証を「慎重に進めている」と表
明した。米10年債利回りが5%直前まで上昇したが、12月の利上げ確率が低下し
た。一方、イスラエルのガザ侵攻が近いとみられていることは上値を抑える要因であ
る。リスク回避でドル高、株安に振れると、戻り売り圧力が強まるとみられる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の889.50ドルから、ドル安一
服を受けて軟調となったが、金堅調を受けて885ドル台で押し目を買われた。午後に
入ると、895ドル台で上げ一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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