[今夜の視点]シカゴ大豆=大豆粕の期近の騰勢が続くか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は上昇。さらに一段高となり、1月限のここまでの高値は
1331.25セントと、すでに27日の高値を大きく上回っている。ただ27日の急
伸の一因となった大豆粕の期近は上げ一服となっている。前年度の不作で大豆粕の最大
の輸出国であるアルゼンチンの大豆圧砕高が低調で、大豆粕が27日に騰勢を強めた
が、すでに大幅な逆ザヤ(期近高の期先安)となっているだけにどこまで騰勢が続くか
に注目したい。
 それ以外では南米産地の天気、さらに週間輸出検証高に注目したい。

 27日のシカゴ大豆は急反発。大豆粕が期近から急伸したことや、前日あまり材料視
されなかった輸出好調(週間輸出成約高やデイリーでの大口輸出成約報告)がこの日は
支援材料となった。またこの日は11月限が31日の受渡通知開始日を前にしてオプシ
ョンの最終取引日となり、権利行使価格の13ドルを目指して急伸したことに全体が支
援された。

 1月限は1325.25セントまで急伸した語、引けは1319.50セントとわず
かに1320セント台を割り込んだ。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 18:00 国内総生産 2023年7-9月期速報(連邦統計庁)
【経済】 22:00 消費者物価指数 2023年10月速報(連邦統計庁)
◆ イギリス ◆
【経済】 18:30 マネーサプライ 2023年9月(BOE)
◆ アメリカ ◆
【農産】 10/31 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】 10/31 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)

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