●短期見通し原油、供給障害なければ買い入らず＝マーケットエッジ

　中東情勢は不安定だが、原油供給障害は発生しておらず、急伸地合形成は求められな
い。焦点は実際の原油供給障害の有無であり、イランの紛争関与などで供給障害が発生
すると吹き上げる可能性もあるが、現時点ではあくまでも可能性の議論に留まってい
る。むしろ、中東情勢が世界経済の減速懸念、投資環境の不安定化を促していることが
重視されている。米高金利環境に対する警戒感も強い。１０月６日安値８１．５０ドル
を割り込んだことで、８０ドル割れのリスクが高まる。中期目線だと低在庫環境を無視
した値下がりは買い場になるが、需給をみていない相場環境になっている。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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