前週は80〜83ドル水準でやや上値の重い展開になった。中東情勢は依然として不 安定化しているが、原油供給障害は発生しておらず、原油相場を買い進むような動きは 見られなかった。特に週前半は中東情勢の緊迫化がリスクオフ化を促したことが、逆に 原油相場の上値を圧迫した。ただし、週後半は米金利低下・ドル安環境の支援もあり、 売買が交錯する展開になった。前週比だとマイナス圏に沈んでいる。 今週は、80ドル台前半をコアとした取引になろう。中東情勢は緊迫化しているが、 実際の供給障害が発生しないのであれば、影響は軽微とみられる。仮にイランなどの紛 争に巻き込まれると急伸地合が形成される可能性もあるが、テールリスクとの評価に留 まろう。リスクオフ環境が一服すると安値修正の形で85ドル水準が打診されるが、中東 情勢がテーマから外れるまでは、明確なトレンド形成は難しいだろう。中期目線だと現 在の80ドル台前半では物色妙味があるものの、在庫ひっ迫環境の再評価がみられるま では、上昇余地は限られる。 予想レンジは79.00〜85.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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