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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2023/12 80.93 81.05 77.17 77.37 - 3.45
2024/01 80.69 80.79 77.05 77.21 - 3.39
2024/02 80.43 80.48 76.83 76.98 - 3.34
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
588,805 650,379 1,689,918 ( - 1,538)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2023/12 283.84 -11.40
2024/01 277.85 -11.07
改質ガソリン 2023/12 216.77 - 6.82
2024/01 215.27 - 7.27
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油は急反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.45〜
3.39ドル安。その他の限月は3.34〜1.64ドル安。
サウジアラビアやロシアなど主要な産油国が自主的な供給制限を実施している一方、
夏場以降は石油輸出国機構(OPEC)の生産量が増加しており、需給バランスが緩ん
でいるとみられることが相場を圧迫した。米国の制裁を背景に生産制限を免除されてい
るイランの増産が全体を押し上げている。OPEC月報における7月のOPEC生産量
は日量2735万8000バレルだが、米エネルギー情報局(EIA)によると10月
には同2777万バレルまで拡大した。
節目の1バレル=80ドルを下回ったことはテクニカル的な売りを加速させた。今月
はこの節目の水準が支持となり下げ渋っていたものの、下抜けたことで損失確定の売り
を誘発したもよう。
来年以降の世界的な景気悪化懸念は重し。金融引き締めを背景に主要国経済は弱含み
つつあり、来年の需要下振れが警戒されている。ただ、7−9月期の米国内総生産(G
DP)は堅調だった一方、ユーロ圏GDPは縮小しており、全体としてはまだら模様。
中国の10月の原油輸入量が前年比13.5%増の日量1153万バレルと堅調だっ
たことは支援要因。9月の日量1113万バレルも上回った。
時間外取引から12月限は下落。通常取引開始後は77.17ドルまで一段安とな
り、中心限月として7月以来の安値をつけた。
改質ガソリンとヒーティングオイルは反落。原油安が重しとなった。
今日の材料
・イスラエル軍、レバノン南部を激しく空爆
・来年の世界の石油需要は堅調に推移へ=ガイスOPEC事務局長
・米国の年間利払い額が推定1兆ドルを突破=ブルームバーグ
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