プラチナ市況=プラチナは続落、金軟化や現物の低迷で40円超の下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,508   - 22     9,519   -11  : 1,966.16   - 6.77
銀          112.0    0.0     110.5   0.0  : 2,242.00   -45.00
プラチナ     4,287    -67     4,280   -43  :   890.40   -14.63
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,030.14   -73.20
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.65   +0.33  ユーロ・ドル相場   1.0686  -0.0021
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク大幅続落
を受けて売り優勢で始まった。ドル建て現物相場が890ドル台に下落を受けて軟調に
推移。場中、円相場が1ドル=150.60円台までジリ安、金が戻り歩調となってい
ることから、下値を切り上げたが、先限は正午前に35円安で軟調に推移。午後に入
り、金の再軟化、現物相場の低迷から40円超の下落となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが67〜43円安、プラチナスポットが
76円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0972枚、プラチナミニが770枚、プラチナスポ
ットが2539枚、パラジウムが0枚。
【24年10月限として一代安値を更新、安値圏で引け】
 先限足で10月26日以来の安値となる4275円まで下落。24年10月限として
一代安値を更新。戻り鈍く、今日の安値圏で引けた、日足は3日連続の陰線引け。
 ドル建て現物価格、ニューヨークプラチナ期近1月限ともに900ドル割れとなり、
JPXプラチナ市場は新規買いには慎重派も多かったとみられるが、出来高(標準)は
1万枚超え。手じまい売りに加え、新規売りも多かったもよう。取組高の増減を確認し
たい。買い戻しで自律反発はあるが、4300円台前半では戻り売りが待ち受けか。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。午前10時半に888ドルの安値をつけた。
890ドル割れは買い拾われ、金の戻りに追随し、897ドル台まで反発した。しかし
900ドルが抵抗線として意識され、895ドルを挟んでもみあい後、887ドル台ま
で軟化した。午後4時前は892ドル水準に戻して推移。
MINKABU PRESS 森 成俊

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