とうもろこしは、総じて上昇か。13日のシカゴコーンが期近12月限を含み大幅高 で引けたこと、1ドル=151円水準の円安から先限を中心に買い優勢になると予想。 シカゴ期近12月限と円相場1ドル=151.60円からの換算値は800円高。日中 取引で序盤の先限は550円程度の上昇が見込む。 とうもろこし夜間取引は先限のみ約定となり、470円高の3万9800円で高値引 けした。前日の高値を上抜き、今月6日以来の高値水準に達している。次の高値のメド は10月31日の高値3万9930円となる。すでに23/24年度の米コーン需給は 緩和に向かう方向性が確定的となっているだけにここから先の上げ余地は乏しく4万円 を超えてくるほどの勢いには乏しそうだ。 13日のシカゴコーンは期近から大幅高となった。これまで売られた後で米インフレ 期待が後退しドル売りの動きが膨らんだこと、大口成約が発表されたことで輸出期待が 高まったことなどが買いを支援した。特に、前週末には米農務省(USDA)月例需給 報告を受けた急落となっていたことで反動高となっているが、需給の方向性が確定され ていることもあり今後の上値は乏しそう。ブラジルでは南北産地で天候不良となってお り、価格押し上げ要因になってくる可能性があるため、同国の天気に注目したい。 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万9750〜3万9900円。本日の日 中取引の予想レンジは3万9600〜3万9990円。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】08:30 消費者信頼感指数 2023年11月(WESTPAC) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】19:00 国内総生産 2023年7-9月期改定(EUROSTAT) ◆ ドイツ ◆ 【経済】19:00 景況感指数 2023年11月(ZEW) ◆ イギリス ◆ 【経済】16:00 雇用統計 2023年10月(国立統計局) ◆ スイス ◆ 【経済】16:30 生産者・輸入物価指数 2023年10月(連邦統計局) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】18:30 雇用統計 2023年7-9月期(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】22:30 消費者物価指数 2023年10月(労働省) 【工業】11/15 06:30 週間石油統計(API) 【納会】--:-- 大豆 2023年11月限(CBOT) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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