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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2023/12 78.17 78.77 76.31 76.66 - 1.60
2024/01 78.10 78.69 76.45 76.79 - 1.38
2024/02 77.88 78.48 76.49 76.80 - 1.18
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
562,534 678,496 1,639,133 ( - 6,326)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2023/12 286.87 + 3.16
2024/01 279.11 + 1.19
改質ガソリン 2023/12 220.18 - 2.10
2024/01 218.03 - 2.03
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油は下落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.60〜
1.38ドル安。その他の限月は1.18〜0.13ドル安。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油在庫が8月以来の水準まで
増加し、積み増しが続いていることが重しとなった。製油所稼働率は86.1%まで上
昇したものの、季節的な定期改修を背景に低水準での推移が続いており、原油消費量は
回復していない。一方、米原油生産量は日量1320万バレルと、統計開始以来の最高
水準で横ばい。
10月の米小売売上高が前月比0.1%減となり、今年3月以来のマイナスとなった
ことは重し。金利負担の拡大や貯蓄減少、学生ローンの返済再開が消費を圧迫してお
り、年末商戦を冷え込ませるリスクが意識されている。
今月の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合を控えた思惑は支援要因。サウ
ジアラビアやロシアは来年も自主的な供給制限を継続するとみられている。
時間外取引で12月限は78.77ドルまで強含む場面はあったが、プラス圏での推
移は一時的。通常取引開始を控えて軟化すると、通常取引終盤にかけて76.31ドル
まで一段安となった。
改質ガソリンは続落。ヒーティングオイルの期近は堅調。EIA週報で留出油の在庫
は今年5月以来の低水準まで取り崩されている。
*米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)0:30
原油 +359万(4億3940万)
ガソリン −154万(2億1570万)
留出油 −142万(1億0660万)
(クッシング地区)
原油 +192万(2500万)
*()は在庫総量
今日の材料
・制裁強化でイランの輸出量を圧迫へ=アモス・ホッホシュタイン米国際エネルギー問
題担当特使
・イラク、日量100万バレルの輸出削減を検討=ミドル・イースト・モニター
・7−9月期のロシアGDPは前年比+5.5%まで伸びが加速
・イランは兵器級に近いウランの在庫を5%程度まで拡大=IAEA
・EUはロシア産原油の価格制限強化を検討=報道
・価格制限強化の方法の一つとして、デンマークがロシアのタンカーをブロックする可
能性=英FT
・米原油在庫の市場予想は前週比140万バレル増
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比133万5000バレル増
・ガソリン在庫は同19万5000バレル増
・留出油在庫は同102万2000バレル減
・クッシング原油在庫は113万6000バレル増
MINKABU PRESS
※本文に米週間在庫統計を追加しました
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