プラチナ市況=プラチナが反落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,606    +96     9,604   +53  : 1,984.39   +20.33
銀          114.9   +2.9     115.3  +2.8  : 2,378.00   +33.00
プラチナ     4,335    -14     4,286   -39  :   894.70    -1.30
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,033.42    +0.22
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.57   -0.78  ユーロ・ドル相場   1.0854  +0.0017
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナは円高を受けて売り優勢
で始まったのち、ドル建て現物相場の上値の重さを受けて軟調となった。午後に入る
と、ドル安が下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが44円安〜8円高、プラチナスポットが
27円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8351枚、プラチナミニが938枚、プラチナスポット
が3715枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは景気減速懸念が上値を抑える要因】
 プラチナ先限は4285円まで下落した。円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル
=150円台後半の円高に振れた。
 米インフレ鈍化と労働市場の緩和を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止
見通しが強まった。ニューヨーク・プラチナの支援要因になったが、景気減速懸念を受
けて上値は限られた。ただ来年6月の利下げを織り込みつつあり、弱い経済指標が続く
と利下げ期待がプラチナの下支え要因になるとみられる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の895.66ドルから、高値での
買いが見送られ、上値重く推移した。午後に入ると、ドル安が下支えになった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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