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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2023/12 72.97 75.99 72.75 75.89 + 2.99
2024/01 73.11 76.19 72.91 76.04 + 2.95
2024/02 73.25 76.24 73.02 76.11 + 2.92
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
698,407 1,050,643 1,602,287 (- 18,589)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2023/12 277.25 + 2.23
2024/01 271.39 + 4.17
改質ガソリン 2023/12 218.45 + 8.34
2024/01 215.44 + 7.84
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油は急反発。終値の前営業日比は、期近2限月が2.95〜2.99
ドル高。その他の限月は2.16〜2.92ドル高。
前日の急落の大半を取り戻す急反発。ドルインデックスがほぼ2カ月半振りの安値ま
で下落するドル安に振れるなか、石油輸出国機構(OPEC)プラスが来年のブレント
原油が80〜100ドルのレンジに戻すような方策を取るとの見方を示す米大手金融機
関、ゴールドマンサックスのリポートが流れたこともあり、逆に大きく買われる展開と
なった。
戻り場面では、今週報じられていた米国自動車協会(AAA)の23日からのサンク
スギビンクデーの週末の人出に対する強気の見方、世界洋上原油在庫(タンカーなどに
積載)が2年9カ月ぶり低水準となっていることなどが蒸し返された。
1月限はアジアの時間帯の時間外取引では73ドルの節目を挟んだ比較的狭いもみ合
いとなった。この時に付けた72.91ドルがこの日の安値。そのあと欧州の時間帯以
降米国の時間帯後半までほぼ一貫して上昇して76ドル台まで急伸。急落した16日の
下げ幅の大半を取り戻した。高値は76.19ドルまであった。帳入値も76ドル台を
維持した。
ドルインデックスが底割れして、103.70ポイント台と、9月上旬以来の安値水
準となっている。
ゴールドマンサックスがリポートで、石油輸出機構(OPEC)プラスが、2024
年にはブレント原油が80〜100ドルのエリアに戻すように方策を取るだろうとの見
方を示した。具体的には、26日の石油輸出国機構(OPEC)プラス合同閣僚委員会
(JMMC)などで、ロシアとサウジアラビアが現在実施している自主減産や輸入削減
を来年も継続することが示されることが観測されている。
米ベーカー・フューズによると、米国内の原油掘削装置(リグ)数は前週比6基増の
500基となった。
14日の市況の再掲だが、米国自動車協会(AAA)は14日、23日のサンクスギ
ビンクデーの祝日に続く週末にかけて、全米で5540万人が自宅から50マイル以上
移動するとの見通しを発表した。これは2000年代に入って3番目の人出の多さとな
る。
これも14日の市況の再掲だが、石油タンカーなどの追跡調査会社、ヴォルテックサ
によると、11月10日現在の世界洋上原油在庫(タンカーなどに積載)は前週比
26%減の5817万バレルとなった。これは2年9カ月ぶり低水準。
改質ガソリン、ヒーティングオイルともに急反発。原油が一転して急反発したことに
追随高となった。
今日の材料
・石油輸出国機構(OPEC)プラスが、2024年にはブレント原油が80〜100
ドルのエリアに戻すように方策を取るだろうとの見方=ゴールドマンサックス
・ドルインデックスが底割れして、103.70ポイント台と、9月上旬以来の安値水
準。
・米国内の原油掘削装置(リグ)数は前週比6基増の500基=米ベーカー・フューズ
・サンクスギビングデーの週末は2000年代で3番目の人出見込み=AAA
・11月10日現在の世界洋上原油在庫(タンカーなどに積載)は前週比26%減の
5817万バレルと、2年9カ月ぶり低水準=ヴォルテックサ
MINKABU PRESS
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