【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて小反発。プラチナはニュ−ヨーク 安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目を買われ たことを受けてプラスサイドに転じた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが18円安〜6円高、プラチナミニが 27.0円安〜28.0円高、プラチナスポットが4円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5363枚、プラチナミニが586枚、 プラチナスポットが811枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは金軟調で戻りを売られる】 プラチナは金軟調を受けて戻りを売られた。米国債の利回り低下を受けてドル安に振 れたが、金の戻りを売られたことが圧迫要因になった。10月の米住宅着工件数が3カ 月ぶり高水準となった。ただニューヨーク市場で大口投機家が再び売り方に転じてお り、売られ過ぎに対する警戒感から買い戻されると、地合いを引き締める可能性が残 る。 プラチナ先限は夜間取引の安値4255円で下げ一服となった。ニューヨーク安と 円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて日中取 引で4299円まで戻した。円相場は1ドル=149円台前半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の898.22ドルから、894ドル台 まで下落したのち、ドル安を受けて押し目を買われた。 午前11時現在、プラチナは901.33ドル、パラジウムが1055.73ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが894.70ドル、パラジウムが 1033.42ドル。 MINKABU PRESS
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