プラチナ市況=プラチナは総じて小反発、現物に押し目買い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,479   -127     9,485  -119  : 1,979.37    -5.02
銀          114.9    0.0     115.3   0.0  : 2,363.00   -15.00
プラチナ     4,339     +4     4,298   +12  :   904.98   +10.28
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,055.58   +22.16
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.09   -1.48  ユーロ・ドル相場   1.0918  +0.0064
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて小反発。プラチナはニュ−ヨーク
安と円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目を買われたこと
を受けてプラスサイドに転じた。午後に入ると、ドル建て現物相場が堅調となったが、
円高に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが3円安〜12円高、プラチナスポットが2
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが6597枚、プラチナミニが680枚、プラチナスポット
が1852枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナで大口投機家が再び売り方に転じる】
 プラチナ先限は夜間取引の安値4255円で下げ一服となった。ニューヨーク安と
円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて日中取
引で4299円まで戻した。円相場は1ドル=148円台後半まで円高に振れた。
 プラチナはニューヨーク市場で金の戻りを売られたことにつれ安となった。ただ大口
投機家が再び売り方に転じており、買い戻しが入りやすい。米連邦準備理事会(FR
B)の利上げ停止見通しを受けて米国債の利回りが低下しており、ドル安に振れると、
プラチナは買い戻し主導で上昇することになりそうだ。一方、プラチナ先限は週明けに
円高が進んだことが上値を抑える要因である。日銀の金融緩和継続で円売り圧力が強い
が、米国の景気減速懸念も出
ており、円が買い戻された。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の898.22ドルから、894ドル台
まで下落したのち、ドル安を受けて押し目を買われた。午後に入ると、906ドル台ま
で上昇した。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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