金・銀市況=金が反発、先限は再上昇し60円超の上げ幅維持して引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,677    +76     9,672   +62  : 2,044.15    +28.63
銀          114.5    0.0     118.5  +0.2  : 2,493.00    +31.00
プラチナ     4,449    +77     4,372   +47  :   940.18    +19.75
パラジウム   5,100      0     5,100     0  : 1,056.46    - 6.01
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.19   -1.13  ユーロ・ドル相場   1.0998  +0.0049
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【市況】
 金が反発。金はニューヨーク高を受けた現物相場の上伸を受けて買い優勢で始まっ
た。一時1ドル=146円台後半の円高にも現物相場が2040ドル台後半で推移から
先限は正午前に60円超の上げ幅を維持して推移。午後は円の高もちあい、現物相場の
上げ一服感から上げ幅を縮小後に再上昇となり、60円超の上げ幅を維持して引けた。
 銀は午後になり、先限が小高くなった。先限以外は商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが56〜73円高、ゴールドスポットが53円高、銀
が変わらず〜0.2円高。
 推定出来高は、金が4万3983枚、金ミニが5892枚、ゴールドスポットが
7806枚、銀が2枚。
【金は9700円超えなら上場来高値の9743円目指す】
 金先限は日中取引の場中、1ドル=146円台後半まで円高進行が上値圧迫要因なが
ら9650円を支持線に堅調に推移予想。午後になり、9680円まで上昇し、今月1
以来の高値をさらに更新した。9700円超えとなれば、11月1日につけた上場来高
値である9743円を目指す期待が持てる。
 ドル安から金ドル建て現物相場は約7カ月ぶりに2000ドル回復後も一段高。アジ
ア時間に2050ドルを試す上昇となったが、中長期波動線である200日移動平均線
が通る1944ドル水準から100ドル以上の上昇、上方乖離率は5%超えとなり、買
い過剰感が台頭しつある。各国中央銀行や年金資金など中長期的な保有を目指す買いが
手控えられる可能性あり。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は上昇。きのうの海外市場は米金利の引き締め政策から来年緩
和政策に転換観測からドル安を受け、2040ドル台に乗せ、2042ドル台まで上
伸。アジア市場では、朝方、2040ドルが支持線となり、午前8時半頃から再上昇。
ドル一段安から2050ドルを試すまで一段高。午後に入り、2043ドル台まで上げ
幅を縮小も強気ムード維持。
MINKABU PRESS 森 成俊

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