●論点解説穀物、現物市場が安値に抵抗をみせる＝マーケットエッジ

　穀物相場は月末に向けての持高調整が中心になっている。南米の天候リスク評価を手
掛かりとした積極的な売買も見送られている。限月切り替えのロールオーバーも活発化
しており、最近の軟調地合に対する持高調整が中心になっている。短期目線だと、トウ
モロコシは現物市場からのサポートが報告されている。価格水準が切り下がったこと
で、農家が在庫売却を絞り始めたことに加えて、需要家の調達意欲が強まり始めている
模様だ。特に農家の売り渋りが本格化すると、下落リスクは後退することになる。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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