金・銀市況＝金が反落、午後に入り現物相場の軟化から下げ幅拡大

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貴金属の相場表（帳入値と前営業日比）
　　　　　　   2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金　         9,646    -31     9,655   -17　　： 2,042.77    - 1.38
銀　         114.5    0.0     118.5   0.0　　： 2,502.00    + 9.00
プラチナ     4,412    -37     4,358   -14　　：   934.20    - 5.98
パラジウム   5,100      0     5,100     0　　： 1,022.25    -34.21
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　　　　　　15:15 現在　前営業日比　　　　　　　 15:15 現在　 前営業日比
ドル・円相場    147.06   -0.13　　ユーロ・ドル相場　　 1.0975  -0.0023
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【市況】
　金が反落、金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後、円高が一服したが、ドル
建て現物相場の上げ一服を受けて戻りを売られ、先限は正午前に６円安で推移。午後に
入ると現物相場に軟化から下げ幅を拡大し、１７円安で引けた。
　銀はニューヨーク高を受けて２月限と８月限が上昇。先限は変わらず。出来高は３日
連続で１ケタにとどまった。

　前営業日比は、金標準、金ミニが３１〜１０円安、ゴールドスポットが７円安、銀が
変わらず〜１．９円高。
　推定出来高は、金が２万９５４１枚、金ミニが３７２５枚、ゴールドスポットが
５４０８枚、銀が４枚。
【今夜発表の米ＰＣＥに注目】
　金先限は夜間取引で９６９０円まで上昇し、今月１日以来の高値を２日続けて更新。
しかし９７００円の節目が抵抗線となり上げ幅を削り、小幅安となった。日中取引で引
け前に９６４４円まで軟化したが、９６５０円割れ続かず、９６５５円で引けた。
　今夜、１０月の米個人所得・支出（ＰＣＥ）の発表を控えていること、月末商いであ
るため、新規売買は伸び悩んだもよう。９７００円超えができなかったことで短期買い
資金の利食い売りもあったようだ。
　目先は１０月の米ＰＣＥが落ち着きを示し、インフレの抑制を示すかが注目される。
インフレの抑制が示されれば、来年の米金融政策が金利引き下げに転換がさらに現実味
を帯び、金にとって追い風となる。
【ロンドン＝現物相場】
　金のドル建て現物相場は小幅安。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会（ＦＲ
Ｂ）の利下げ期待を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の２０４４．４６
ドルから、ドル安を受けて堅調となったが、ドル安が一服すると、戻りを売られた。正
午過ぎに２０４６ドル台に反発したが、午後はユーロドルの下落から売り優勢となり、
２０４１ドル台まで下落。２０４０ドルが支持線となり、下値堅く推移し、午後４時前
に２０４４ドル台に再上昇している。
MINKABU PRESS　森　成俊

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